「事例が命」の業界。全国にまたがる実績をくまなく撮影したい

宇津木様：コトブキは、全国各地のオープンスペースに利用者目線に立った製品やサービスを提供しています。お客様は自治体や設計事務所、商業施設、病院など多岐にわたり、導入の際には「どんな実績があるか」が大きな判断材料になります。

実績が信頼につながる業界だからこそ、それを目に見えるかたちで伝えられる施工事例写真は、とても大切。製品全体の印象はもちろん、細部の仕様や使用イメージまで明確に伝わるクオリティが求められます。以前は社員が撮影したり、フリーランスのカメラマンに依頼したりしていましたが、北海道から沖縄までの広範囲にわたる事例を安定した品質でカバーするのは難しく、限界を感じていました。

そこで数社を比較検討し、屋外撮影の実績が豊富で全国対応が可能なインフォトへの依頼を決めたのです。

カメラマンの対応力で、立ち会いなしの撮影が実現

宇津木様：インフォトには数多くの施工事例を撮影してもらっていますが、撮影に我々社員が立ち会うことはほとんどありません。以前はオンラインでの打ち合わせを行っていましたが、現在は事前に撮影指示書をお渡しするスタイルにしています。「ここは全体が分かるように撮影してほしい」「この部分はクローズアップで」と伝えたり、参考画像を添えたりして、現場で迷わず対応いただけるような工夫をしています。打ち合わせの手間が省け、撮影もスムーズに進むので、こちらの負担も減りました。

最初は、立ち会いをしないことに少し不安もありました。特に公園などの公共施設では、お子様を含めた一般の方の出入りも多く、細やかな配慮が欠かせません。しかしインフォトのカメラマンは、利用者への丁寧な声かけや人の映り込みを避ける工夫など、その場の状況に応じた柔軟な対応をしてくれます。

安心して現場を任せられる確かな対応力も、継続して依頼している理由の一つです。

立ち会いなしでの撮影がスムーズに進められているもう一つの理由は、インフォトの担当者の対応が非常に速く、コミュニケーションにストレスがないことです。屋外撮影は天候や許可手続きの影響を受けやすいのですが、状況に応じた迅速な連絡のおかげでスケジュール通りに撮影が進行でき、とても心強く感じています。

4時間で11箇所を撮影。全国対応の経験が生きた大阪・関西万博

宇津木様：弊社は100年以上の歴史をもち、1970年の日本万国博覧会で「太陽の塔」の顔部分やベンチを製作するなど長年にわたって公共空間づくりに携わってきました。

2025年の日本国際博覧会でも、8つのゾーン・11箇所に日よけ設備やベンチを納入しています。事例写真の撮影は納品から開幕までの限られた期間の中で行わなければならず、実際に確保できた時間はわずか4時間という非常にタイトなスケジュールでした。

今回は私も現地に出向きました。カメラマンが広い会場を手際よく分担して効率的に撮影を進めている様子を目の当たりにし、あらためて対応力の高さを実感しましたね。

納入後のベンチを現場作業員の方が利用されていたり、作業のために移動されたりもしていたのですが、その都度丁寧に声をかけ、ベストな角度・構図で撮影していたのも印象的です。

製品の魅力が伝わる写真で、受注力がさらにアップ

宇津木様：写真はHPの施工事例紹介ページや自社カタログ、メールマガジン、SNSなど多くの媒体で活用しています。製品のスケール感や特長が表現され、色味も自然で違和感がありません。遊具を例にとると、お子様が楽しそうに遊ぶイメージまで伝わってくるような仕上がりになっています。社内でも「分かりやすい」と好評です。

実際、Webサイトに掲載した施工事例の写真を見て、「同じような製品を導入したい」とお問い合わせをいただくことが増えています。

また自治体のお客様にも、住民アンケートなどの資料として写真を活用いただいており、導入提案の後押しにもつながっています。

社内のリソースに限りがある中、スケジュールと指示を伝えるだけでカメラマンの手配から撮影、納品まで一括で任せられるのは大きなメリット。今後も全国の施工事例をより魅力的に発信していくため、引き続きインフォトに依頼していきたいと考えています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※2025年5月取材時点での情報です