再構築したブランドコンセプトを多くの人に伝える写真がほしい

塩井様：ブランド再構築に伴い、これまでターゲットとしていたビジネス目的のお客様に加え、プライベートユースの方や若年層など、新しい顧客開拓に本格的に取り組むことになりました。そこで、ブランドコンセプトである「全国ネットワークの基地ホテル」を多くの人に伝えたいと考えたのです。

これまではHPなどに掲載する写真にはあまり力を入れておらず、社員が撮影したものが中心で、クオリティに統一感がありませんでした。

私たちにとって、最大の商品は「客室」。清潔さや機能性に大きな自信をもっています。最近ではご家族で利用できる広さの「デラックスツイン」、スーツケースなどを広げても快適に過ごせる「ワイドスペースシングル」など、お客様の多様なニーズに合わせた部屋タイプも展開しています。

そこで、東横INNの良さを最大限に伝えられる写真が欲しい。それが会社としての希望でした。

柔軟なスケジュール調整と徹底した基準管理が成功のカギ

塩井様：約300店舗を3ヶ月で撮影するのは、全国にカメラマンを抱えるインフォトだからお願いできたと思っています。

こちらの要望を聞きながら効率的にスケジュールを組んでくれて、多いところでは1日に3店舗撮影ができました。

とはいえ、撮影にはアクシデントがつきもの。天候不良や工事、障害物などで、予定通りに撮影が進まないこともありました。カメラマン・ディレクターが連携し現場の状況をリアルタイムで共有してもらい、店舗と調整をしたり、撮影順序を変更したりと、臨機応変、細かく調整してくれたので、非常に助かりました。

徹底したこだわりで東横INNの良さをシャープに表現

塩井様：多くの店舗を一気に撮影するにあたり、クオリティや写真のトーンを揃えることが課題でした。そこで、最初に撮影した店舗では我々が立会い、細かな部分にいたるまで要望を伝えました。仕上がった写真を基に撮影のポイントをマニュアルに落とし込み、全カメラマンに展開してもらったことで、芯の部分をしっかり押さえた、統一した仕上がりになりました。

社員が撮影していた頃は、とにかく部屋全体が写れば良いとアングルも考えずに高めの位置から撮っており、不自然さを感じていました。最初に撮影した店舗で、お客様の目線に近い高さでの撮影が良いのではと提案してもらい、不自然さを払拭することができました。また、日光がふりそそぐ明るい写真だけでなく、ビジネス利用のお客様がチェックインされる時間帯も想定して夜の雰囲気でも撮影。利用されるお客様にとっても、よりイメージしやすい写真になったと思います。

部屋の良さが最大限伝わるよう、シーツの見え方やカーテンのヒダに至るまで徹底的に美しく整えたうえで撮ってくれたのもありがたかったです。細かな撮影テクニックは社内のノウハウにもなりました。

外観は、電線や他の建物が映り込んでしまうのを回避できない時には、細やかに要望をお伝えし、レタッチを施してもらいました。前職ではグラフィックデザイナーとして撮影やレタッチもしており、どれほど大変な作業か想像できたので、蜘蛛の巣のように張り巡らされた電線が消え、すっきりとした外観を見たときには感動しました。シャープな仕上がりに満足です。

部屋の良さが最大限に伝わる写真で予約に好影響

塩井様：写真は公式HPのほか、「楽天トラベル」や「じゃらん」などオンライン旅行代理店（OTA＝Online Travel Agency）への掲載にも使用しています。反応は上々で、お客様の印象をアップさせることに一定の効果があったと感じています。これまで伝えきれなかった東横INNの良さを、写真で表現できたと思っています。

社内に専属カメラマンがいない当社にとって、要望に柔軟に応えてくれるインフォトは貴重です。さすがのクオリティと対応の良さに、本当に満足です

■シングルルーム

■デラックスツイン

※2024年3月取材時の情報です